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怪奇ミイラ男

The Curse of the Mummy's Tomb(1964)

Director
マイケル・カレラス

Cast
テレンス・モーガン / ジャンヌ・ローランド / フレッド・クラーク / ロナルド・ハワード

Production Company
ハマー

ハマー・ミイラ・シリーズの第2作目にして、前作『ミイラの幽霊』(1959)とは繋がらない独立した作品。以降、ハマーのミイラ・シリーズは連続性のない独立した作品としてそれぞれ制作されていくことになる。

エジプト考古学者のデュボア教授とジャイルズ卿一行は、継承争いの末実弟に暗殺されたラー・アンテフの墓をエジプトで発見する。しかし、発掘の最終段階でデュボア教授は何者かに殺害されてしまい、教授の娘であるアネット達によってミイラはロンドンへと運び出される。ロンドンでの一般公開に向け準備が進む中、何とラーのミイラが棺から姿を消す。やがて、発掘に関わった者達が一人、また一人と何者かに殺害されていくのであった。

前作『ミイラの幽霊』がユニヴァーサルの一連のミイラ・シリーズの物語を総括したような内容であったのに対して、本作『怪奇ミイラ男』(1964)は完全にハマーのオリジナル脚本。ミイラ男の復活理由に捻りを加え、今までにない展開の試みを見せる心意気は非常に良いが、問題なのはジャンヌ・ローランド演ずるヒロインである。編集上の問題の可能性もあるが、殺害された父親の死体を目の当たりにした後でも全く動揺せず会話をしていたり、婚約者のジョンからあっさりと謎の男アダムへと心変わりする様等、ヒロインへの感情移入は殆ど出来ない。

また、スチール写真でもよく見かけるヒロインを抱きかかえ地下水路を進むミイラ男のシーンの「絵面」は、非常にファンタジックで素晴らしいのであるが、ミイラ男自体のメイクや出土品はとてもチープで白ける事甚だしい。ビデオ・バブルの波に乗って国内盤VHSがリリースされたことが奇跡に近い、駄作。