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魔人館

House of the Long Shadows(1983)

Director
ピート・ウォーカー

Cast
クリストファー・リー / ピーター・カッシング / ヴィンセント・プライス / ジョン・キャラダイン

Production Company
ロンドン・キャノン・フィルム

私と同じ怪奇の血が流れる方ならば、このキャスティングを見ただけで飛びあがって喜ぶであろう。何しろクリストファー・リー、ピーター・カッシング、ヴィンセント・プライス、ジョン・キャラダインという怪奇俳優達が一同に会しているのであるから。しかも、『バンパイア・キラーの謎』(1969)のように別撮りで絡みが無く、キャスティング上だけでの競演などではなく、完全にこの怪奇の巨頭達が同じ空間を共有しているのである。これだけでもマニアは感涙ものであろう。

念の為マニア以外の方にも分かりやすく説明するならば、レオナルド・デュカプリオとブラッド・ピット、キアヌ・リーブス、そしてジョニー・デップが競演するといった感じであろうか。とにかくこのキャスティングの豪華さを見て感動しない怪奇幻想映画ファンはいないのである。

と口上は凄まじいが、残念ながら作品自体はさして秀逸なものとは言い難い。ごく平凡な怪奇映画であり、とりたてて騒ぐ程もない、というのが正直なところである。しかし、とにかく歴代の怪奇俳優が並ぶ壮観さ、その魔力は素晴らしく、思わず何度も見返しては俳優の魅力にゾクゾクする作品である。

今となってはキャラダインは勿論のこと、プライスもカッシングもこの世にはなく、我々がその勇姿を眺めることができるのはリー唯一人となってしまったが、そういった意味でもこの作品が怪奇映画史における意義は大きい。怪奇映画通を自認するならとにかく見るべし。