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「恐怖」は、我々人間が抱く感情の一つであり、生物が抱く生存的な本能的感情の一つである。まだ文明を持たなかった人類が、闇に脅え、生命に対する危険性をそこに感じた時から、「恐怖」は存在していた。故に、文明が高度に発達し生命に対する危険性の多くが排除された現代社会においても、「恐怖」という根源的な感情は我々人間から失われることはない。

人間にとっての本能的感情の一つであるがため、娯楽産業としての映画においても「恐怖」を主題とする作品はその黎明期から数多く生み出されてきていた。1891年にエジソンが「キネトスコープ」を発明し、その後リュミエール兄弟が「シネマトグラフ」を発表した19世紀末から、既に「恐怖」を主題とした怪奇映画は製作されているのである。

ここでは、そんな私の好きな怪奇映画を紹介するページである。私は怪奇幻想映画が好きなのであるが、友人達にそう言うと、よくホラー映画が好きなのだと勘違いされる。無論私はホラー映画、いわゆるスプラッターやショッキングな映像も好きではあるのだが、私が好むのは、その類の映画ではなく、より古典的な上品なものなのである。モノクロの画面に映し出される怪しげな古城に佇む一つの影、そんな幻想的でありながらも、どこか怪しげな映像に私は酔いしれるのを好む。怪奇的な雰囲気や、異形の者の屈折した悲しみ、そんな頽廃の美学に酔いしれることのできる映画を私はあえてホラー映画とは区別するために怪奇幻想映画と呼んでいる。

このページではそんな映画を順次リストに追加し、紹介していこうと思う。古典的なこれらの映画は、現代のショッキングなホラー映画に見慣れてしまった我々にとっては、既に「古臭い」ものでしかないかもしれないが、この紹介で興味をもって頂ければ、幸いである。