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バジ・ワークシアター

Baji Worktheater

1985年11月3日に後楽園ホールで行われた「時の葬列・終末の予感」第13夜でオート・モッドを葬り去ったジュネが、次なる活動の場として選んだのは、何とロックシーンではなく演劇の世界であった。それは演劇舎螳螂やバジ・ワークシアターの役者達を巻き込んでの大掛かりでシアトリカルなパフォーマンスを繰り広げていたジュネにとって、ある意味自然な流れであったのかもしれない。

バジ・ワークシアターは、オート・モッド活動中に旗揚げされ、旗揚げ公演である「ムク犬の靴」は、1985年6月5日から5日間に渡り池袋文芸座ル・ビリエにて上演された。そして1986年9月20日から3日間に渡って東京芸術大学の特設テントで行ったのが、「青ひげ」のモデルとしても知られるジル・ド・レイをテーマとしたロック・オペラ「ジル・ド・レ」である。この演劇のためにジュネと元天井桟敷の福士惠二によって書き下ろされた楽曲群はヴェクセルバルグからLPとしてリリースされ、J・A・シーザーを想起させるような土俗的かつ呪術的で奇怪な世界を紡ぎ出している。

その後ジュネはジュネティック・ブードゥーを結成し、再びロックシーンへと戻り演劇からは遠ざかることとなるが、バジ・ワークシアターは福士惠二によって活動が継続されていく。バジ・ワークシアターには、後にジュネ/ロック・オブ・ロマンスでパフォーマーとして参加することになる神林和雄や関根信二といった役者達も在籍しており、ロックと演劇の融合を試みるジュネの一連の活動の中でも、一つの重要なキーの一つであったと言えるだろう。

なお、ジュネはバジ・ワークシアターとほぼ同時期に、GISMの横山SAKEVIとYBO2の北村昌士と共に"Das Göttliche Geist"なる「組織体」も結成している。この"Das Göttliche Geist"は、音楽活動に限定せずに精神性を重視し観客側の主体性をも要求する組織活動を計画していたが、こちらは残念なことにライブを1度行ったのみに留まっている。

Discography(album)

Gilles De Rais


Released 1986

01.ジャンヌ / 02.迷宮の森 / 03.悪い予感 / 04.噂 / 05.Retainer Blues / 06.童話のように / 07.Theme / 08.Rapped Man / 09.無力 / 10.ジル・ド・レ、ジル・ド・レ