ゴシック・メタルというジャンルが確立されて随分と日が経つ。80年代のゴス、つまりはニューウェーブの一派としてのゴシック・ロックで育った私からすれば、「なんじゃ、そのわけの分からんジャンルは?」ということになるわけであり、妖しいゴシック風のジャケットに惹かれてジャケ買いしてみればメタルだった・・・という経験を随分とした。
さて、ドレッドフル・シャドウズは、そのゴシック・メタルに分類されるドイツのバンドである。ゴシック・メタルの多くがサウンド的には完全なHMの演奏技術を押し出し、ニューウェーブ的な質感を伴っていないのに対し、このドレッドフル・シャドウズは珍しく本来の意味でのゴシックの香りを漂わせるバンドである。
やや仰々しく過剰にドラマティックではあるものの、マイナーコードを主体とした暗く重いサウンド、メロディラインを重視したボーカル、女性コーラスと、80年代ゴスを経て新たな方向性へと向かう90年代のゴシック・シーンにおいてもその存在は突出していたように思う。彼らの4枚目のアルバムには元クリスチャン・デスのジターヌ・デモンがバック・コーラスで参加し、またドレッドフル・シャドウズ自体も彼女のアルバムに参加している。
残念ながら現在ドレッドフル・シャドウズは解散し、メンバーは各自の活動を行っているようであるが、解散後も初期のアルバムが廉価版として再発される等しており、その人気の高さがうかがわれる。一般店舗では入手は中々困難だとは思われるが、再発版等を目にしてみたら一度手にしてみて欲しい。ゴシック・メタルと呼ばれるバンドの中では最も80年代ゴシック・ロックの香りを漂わせているバンドの一つである。
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EstrangementReleased 1994 |
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Buried AgainReleased 1996 |
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Beyond The MazeReleased 1998 |
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The CycleReleased 1999 |
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