アンドリュー・エルドリッチの片腕としてシスターフッドに参加し、その後ジェームス・レイ・アンド・ザ・パフォーマンスで活動していたジェームス・レイの次なるバンド。明らかにエルドリッチの影を漂わせていたザ・パフォーマンスから一転、そのサウンドはよりハウスやトランスを全面に押し出した強力なダンス・ビートへと進化した。
特にセカンド・アルバムである『サード・ジェネレーション』以降のテクノ・サウンドへの傾倒は顕著であり、ある意味で彼らの方向性は、現在のゴシック的エレクトロの先駆けとも言うことができるだろう。
高速なアップ・テンポでリズムを刻む打ち込みをバックに、縦横無尽に駆け巡るエレクトリカルなメロディー・ラインとサンプリング。そして、地の底から響くようなジェームス・レイのヴォーカル。ザ・パフォーマンス時代に比較して、ギャングウォーは取り上げられることの少ないバンドであるが、彼らの存在こそが80年代ゴシックから現代に連なるゴシック、エレクトロのミッシング・リンクであると私は思う。
現在、ジェームス・レイズ・ギャングウォーの音源で簡単に入手することができるのは、ザ・パフォーマンス時代のアルバムとギャングウォーのファースト・アルバムを組み合わせたコンピレーションのみとなっている。しかし、マーシフル・リリースを離れた後のセカンドとサードで見せたダンス・ビートこそがギャングウォーの真髄なのであり、決してファースト・アルバムだけで彼らの音楽性を判断してはならない。これらはマイナー・レーベルからの発売であったこともあり非常に入手が困難とは思うが、是非機会があったら聞いてみて欲しいと思う。シスターズの影を払拭し、独自のサウンドを形成したジェームス・レイの姿がそこにある。
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Dios Esta De Nuestro LadoReleased 1992 |
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Third GenerationReleased 1993 |
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PsychodalekReleased 1996 |
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