一部でドイツの電撃ネットワークとも噂される、ラムシュタイン。その理由は過激なライブ・パフォーマンスにある。アルバムを聴いているだけでは分からないのであるが、彼らのライブは火や水が飛び交い怒涛のパフォーマンスが繰り広げられる。ヴォーカルのティル・リンデマンは全身を火に包まれながら歌い、両サイドのギターのマイクスタンドは火に包まれ、キーボードは火花を散らす。その圧巻とも笑いを誘うとも言えるパフォーマンスはあらゆる意味で一見の価値があると言える。
ラムシュタインはアメリカ空軍による航空ショーで80名の死傷者を出した村からその名を取り、1993年にギターのリヒャルトを中心にして結成。メンバー全員が旧東ドイツ出身であり、ヴォーカルのリンデマンはなんとソウルオリンピックの水泳選手であったという、かなり異色なプロフィールを持っている。そのため、彼はミュージシャンとしては例を見ぬほどの筋肉質かつ大柄なヴォーカリストである。
彼らのサウンドはメタルを基調としてインダストリアルやテクノの影響を見て取ることができるが、その強力なサウンドに負けないのがリンデマンの発する独特なドイツ語の発音である。エレクトロやゴシックのジャンルにおいては、ドイツ語での歌唱をその特徴とするものが多いのは御存知の通りかとは思うが、世界進出を果たしたメジャークラスのバンドでそれをやったというのはかなり異色と言えるのではないだろか。インタビューで「単にドイツ語で低い声で歌っていて、ギターが大きな音を立てているバンドをかき集めていたんだ」と自嘲的な発言もあり、確かにそういう側面も否めないかとは思うが、やはりドイツ語の力強い音感は暗く重いサウンドによく似合う。
ラムシュタインはやはりメタル・バンドであると言えるが、EBMやインダストリアルといった要素をうまく取り込んだ力強いサウンドは我々ゴシックの世界の住人を惹きつけるだけの魅力を放っている。是非ともその圧巻のライブ・パフォーマンスも含めて触れてみて頂きたいと思う。
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HerzeleidReleased 1995 |
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SehnsuchtReleased 1997 |
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Live Aus BerlinReleased 1999 |
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MutterReleased 2001 |
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Reise, ReiseReleased 2004 |
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