■ 選曲とコンセプト
SS-YAMAOKA 当初から「IDENTICAL NIGHTMARE」と「破壊へ」はやりたいなと…まぁ「破壊へ」はさすがにAUTO-MOD clas-sixもやらないでしょう。あとはやっぱり暗黒のヨーロッパということで「MESSINA」になったんだよね。コンセプト的にはやっぱり初期AUTO-MODのイメージ…文明が壊れる的な暗黒のヨーロッパのイメージ。黒死病でヨーロッパが壊れ始め、ナチスで壊れてまた壊れるみたいな。そういう俺の中のイメージの流れで3曲はスッと決まったの。で、あと1曲どうしようとなり、やっぱり「SMELL」にしたんですよね。俺の中で「SMELL」のイメージがポーのアッシャー家の崩壊みたいな…古き館が崩れ落ちるっていうところと、あの兄妹の絡みみたいな。

──そうですよね。家族の血の歌なので「SMELL」を一発目に持ってきたっていうのはそういうことかなと勝手に思いました。歌い方はすごく素直な歌い方をされてる感じがしました。
SS-YAMAOKA ジュネ節にならないようにしたの。まぁあの歌い方はジュネじゃないとできないよね。
──でも節々似てるなっていうところが…
SS-YAMAOKA 声はやっぱり似てますね。
EBY 今回AUTO-MODと同じエンジニアを使っていて、彼が「似てますね、声!」と…
SS-YAMAOKA 露骨にジュネのコピーをしたって面白くないし、ジュネ要素を出来るだけ抜いたAUTO-MODの曲っていう風にコンセプトが変わっていった。で、まぁやっぱり概念的にGOTH。
