■ IDENTICAL NIGHTMARE
──「IDENTICAL NIGHTMARE」はベースラインが凄くかっこいいと思います。
Yukino 原曲が80年代を象徴するようなアレンジなので、どうしてもNew Wave感から抜けられなくて、岸根さんに丸投げでアレンジしてもらったんです。
岸根光 最初に聞いてたNew Waveというイメージが違うなとなって、もしかしてこっちじゃないかと(笑)。元々あの原曲も凄く好きな曲なので…俺の在籍時にはやってないんだけど、やるんだったらこんな感じかなというイメージでした。
──山岡先生ってAUTO-MODのライブ観てる時、一緒に歌ってますよね?
SS-YMAOKA うん、歌う。歌います。
──すごいお兄ちゃん好きだなぁって思って…
SS-YAMAOKA お兄ちゃん好きってより、曲が好きなんだよ、曲が。
■ 破壊へ
──「破壊へ」をアルバムタイトルにしようっていうのはもう最初から決まってたんですか?
SS-YAMAOKA 決まってはいなかったんだけど、「破壊へ」は絶対やりたいと。作った当時から凄く好きだった。
EBY 「破壊へ」は今回のべストアレンジ。あれは凄い。
SS-YAMAOKA 最初からベース中心でというリクエストで…八田さんと岸根君のツインベースで、Yukino君のギターは効果音でいい。ともかくベースでゴリゴリやって欲しい…本気のベースとちょっとメロディー系のベースみたいに考えてたんだけど。
EBY あれはね、やっぱりベーシストだらけのkrishnablueだから出来た曲。俺以外ほら全員ベーシストだし。
八田信有 全員ベーシストでギターも弾くところが面白いですよね。
SS-YAMAOKA アコギは八田さんですもんね?あのアコギ、ホントいい音ですね。
──冒頭の演説を変えたのは何か意図あってのことなのですか?
SS-YAMAOKA それはもうYukinoさんからの無茶ぶりで、なんかドイツ語で出来ないかって。
Yukino 演説のサンプリング素材とかを使いたくなかったので…先生に詞を考えてもらって。
──え?今回あの演説を録音したんですか?
SS-YAMAOKA うん。結構すぐ出来たよね。Yukinoさんからの無茶ぶりがあって、じゃあちょっと考えるって言ってパーっと。
──あれは誰方が演説されてるんですか?
SS-YAMAOKA 私です。
──てっきり何処かから取ってきたんだろうと思って、当時のゲッペルスのやつとか聴き漁ったけど…吸血鬼とか言ってるでしょ?
SS-YAMAOKA 俺の声だってわかんなかった?
──わかんなかったですよ。なんか結構ノイズとかも乗せて、当時のフィルムから拾ってきましたよ的な感じになってたので、そういうのがあるんだろうと探してたんですよ。
Yukino 個人的には一番のこだわりはアレなんだよ。
EBY あれは良かった。
